国際ブランドを検証せよ！

国際ブランドって何？

本来、クレジットカードを利用出来るのは、カード会社と提携している店舗や企業だけで、提携していない場合は現金で支払わなければなりません。このようなカード会社と提携している店舗や企業を「カード加盟店」と呼びます。

ただ、この加盟店をカード会社が単体で規模を大きくしていくには、いささか大変なことです。ましてや世界どこでも利用できるようにするには中々難しい事は容易に想像できます。

そこで、登場するのが国際ブランド会社です。この会社の業務は世界規模の決済ネットワークを運営している会社で、既に世界中に多くの加盟店を抱えています。発足したばかりのクレジットカード会社の場合でも、国際ブランド会社に加盟申請すれば、一気に自社のカードを利用して決済できるカード加盟店を世界レベルで獲得する事ができます。

その、国際ブランド会社と言われているのがVASA・マスター・JCB・アメリカンエクスプレス・ダイナースクラブの５社になります。したがって、カードを発行している会社が直接加盟店契約を結んでいない店舗でも、VISAやマスターなどと加盟店契約している店舗で利用する事ができるのです。

※国際ブランドは各カード１枚につき　どれか１つになり、発行できるブランドはクレジットカード会社により異なるので確認が必要です。

カード利用できる店は、国際ブランドで判断する

自分の持っているクレジットカードが店舗で利用できるか？できないか？の判断は極めて簡単！まずは利用したいお店のレジ付近を見渡してみてください！カード自体が利用できない店舗の場合は何もありませんが、利用できる場合はレジ付近に国際ブランドが表示されているはずです。

あくまでも利用できる国際ブランドが表示されているので、利用する事のできない国際ブランドは表示されていないので注意してください。

国際ブランドによって利用できる店舗数に違いがある

さすが国際と名が付くだけあって、どのブランドも一応世界中に加盟店を持っているのですが、各地域で強い弱いの差があります。VISAとマスターの２つのブランドは世界中で加盟店が多いので、どこの地域に行っても利用できる安心感があります。特にマスターの場合、ヨーロッパ・アフリカ方面に加盟店を多く抱えていて、VISAはアメリカ・東南アジア方面に強いと言われています。

JCBは日本発の国際ブランドで日本国内では１番加盟店が多く安心して利用する事ができるのが特徴です。ただ世界となるとちょっと不安な所も・・・・日本人が観光などで良く訪れいている地域で使えないという事はあまりありませんが、VISAやMasterと比べると加盟店数は見劣りします。海外のちょっとマイナーな国に行くような場合は、使えない場合が多々ありそうです。　迷うようでしたらVISAかマスターのどちらかを選ぶのがオススメです。

アメリカンエキスプレス・ダイナースクラブの２つは加盟店の数は、さほど多くないですがサービスの質が高く富裕層に人気の国際ブランドです。ただアメリカンエキスプレスの場合、JCBと業務提携を結んでいるので、一部例外はありますがJCBの加盟店で利用する事ができるので日本国内での利用では不便な思いはしなさそうです。　ダイナースクラブを利用できる店舗は高級なお店に多いです銀座のど真ん中にラウンジを構え、カード会員はショッピングの合間などの休憩や手荷物預かりサービス・静かな読書タイムなどに利用できるなど　完全に富裕層向けの国際ブランドです。

ちなみにJCB・アメリカンエキスプレス・ダイナースクラブは自社でもカードの発行をしていますが、VISA・マスターはカードの発行はしておらず、決済ネットワークだけを運営しています。

◆◇◆国際ブランドの利用額シェア◆◇◆
１位　VISA・・・・・・・・・・・・43.6％
２位　マスターカード・・・・・・・ 29.6％
３位　アメリカン エキスプレス・・・13.3％
４位　JCB・・・・・・・・・・・・ 2.6％
５位　ダイナースクラブ・・・・・・ 0.5％

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